キウイフルーツの追熟方法

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キウイフルーツの追熟方法について質問をいただくことがあります。

当園で販売するキウイフルーツはすべて追熟済みですので、すぐに食べることができます。

 

キウイフルーツの果実は、樹から収穫したままでは食べることができません。

追熟作業が必要になります。

キウイは、エチレンという成熟ホルモンが作用することで追熟し、食べることができるようになります。

 

エチレンは、リンゴなどの果実から発散されます。

したがって、キウイとリンゴを一緒にしておくことで、キウイが食べられるようになります。

当園では下記の写真のように、ビニール袋の中にキウイとリンゴを一緒に入れて追熟させています。

 

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このまま袋を閉じ、作業場に置いておきます。追熟の期間は、通常5~7日間程度です。

 

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こうすることで、キウイは熟して、甘く食べることができるようになります。

なお農家によっては、リンゴではなく、「熟れごろ」というエチレンを発生させる薬品を使うこともあります。

リンゴのほかに、バナナ・メロンなどもエチレンを発生します。

 

追熟されていないキウイをご自宅で追熟させる場合は、スーパーのレジ袋にリンゴとキウイを一緒に入れて閉じ、常温で1週間程度置いておけば追熟できます。

 

スーパーで販売されているキウイもほとんどが追熟済みです。あえてご家庭で追熟させる必要もないと思います。

追熟しているかどうかの判断は、果実を縦に押してみることです。

下の写真のように、縦に(地球に例えると、北極と南極を)押してみることです。柔らかければ追熟済み、硬ければ追熟されていません。

横(赤道面)を押しても、追熟済みかどうかの判断はできません。

 

 

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なお、小平市産業まつりの農産物品評会では、出品規定により、キウイは追熟されていません。

ご注意の上、お客様ご自身により追熟させてお召し上がりください(当園は出品しておりません)。

 

 

 【お詫び】

このページに、従来間違った情報を掲載していました。

 

追熟方法として、以前「エチレンは空気より重いので、リンゴをキウイの上に置いておくことがポイントです」と表記しておりました。

「エチレンは空気より重い」は間違いで、正しくはエチレンの方が軽いです。

空気の比重を1.0としたとき、エチレンは0.98です。

また、リンゴを上に置くかどうかについては、リンゴの個数(エチレンの濃度)が充分で袋を密閉状態にしておけば特に問題になりません。

 

これまで長い間、間違った情報を掲載し続け、誠に申し訳ありませんでした。