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2019-05-02 22:36:00
5月1日イベント開催報告
5月1日に、当園初めての試みでしたが、イベントを開催いたしました。
東京大学大学院で建築学(とくに都市計画)を学ぶ院生の皆さんが8名来られ、タコスを焼き、コーヒーをふるまってくれました。
当方としては、特段の準備もせず場所貸しをした程度ですが、お寄りいただいたお客さんには喜んでいただけたかと思います。
タコスにはひき肉・鶏肉のほかに、当園で販売している野菜も若干使ってもらいました。キャベツ・ルッコラなどです。
タコスに使うトルティーヤは、最近花小金井南町に開店した「タコス・メルカド」さんのものを使ったとのことです。
指導されている岡部明子教授は、学生は勉強よりは体動かしたほうがいいとおっしゃっていて、その考え方が学生さんにも浸透しているのかと思います。
勉強より・・・、と言っても、そもそもとびぬけて勉強できる学生さんたちですので、確かに体を動かしたほうがいいということになるのだと思います。きっと見えないところでしっかり勉強はしているものと思います。
小平の農地に興味を持ち、農産物直売所に興味をもっていただけているのは大変にありがたいことです。
それがしかも農学部ではなく、農業以外の研究分野の先生・学生さんということに意義があるのかもしれません。
小平の農地の特徴である短冊形農地は、一般的な考え方からすれば、開発しにくい(道路を入れなければ開発できない)ので都市計画的には否定的に考えるのが一般的かと思います。
一方、岡部先生の研究室ではむしろこれを肯定的にとらえ、宅地との縞模様を建築や都市計画に生かそうという考え方のようです。
農業に従事する私たちから見れば、短冊形農地であるがゆえに(開発しにくいために)農地が多く残ってきたとも言えますので、岡部先生の考え方は大変に有用なものであると思います。
最近東大に関しては、上野千鶴子先生の入学式での祝辞に注目が集まっています。
岡部先生が女性の教授であったことから(東大の女性教授といえば上野先生しか知りませんでしたので)、どんな怖い先生が来るのかと思っておりましたが、大変にやさしく穏やかな先生でした。