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2019-08-02 10:47:00
東京ゴールド 品種登録更新
東京ゴールドは、平成25年7月29日の品種登録から丸6年が経過しました。今後も育成者としての権利を保持し続けていくことになり、3年分の登録料を支払いました。
種苗法では、植物新品種の権利を守るために品種登録の制度を定めており、キウイフルーツ「東京ゴールド」は平成21年11月に出願し、平成25年7月29日に登録が認められました。
登録後は所定の登録料を払うことで権利を最長30年保持することができ、東京ゴールドについては、今のところ3年ごとに登録料を納めるようにしています(登録料を支払わないことで、権利を打ち切ることも可能です)。
この度、4~6年目の登録料として納めた部分が切れますので、今後のことを検討した結果、7~9年目の登録料を支払うことになりました。
手続きは(公財)東京都農林水産振興財団が行いましたが、私も東京ゴールドの権利の共同保有者として、持ち分に相当する登録料を支払いました。
これにより、東京ゴールドの権利は、少なくとも令和4年7月28日までは保持されることになります。
私としては6年前の登録時に、当時の東京都農総研・吉岡園芸技術科長に、少なくとも東京オリンピックの時までは権利を保持し続けてほしいという要望を出しております。
今はさらにもう少し長い期間、権利を保持していても良いのではないかと思っておりますが、少なくともオリンピックの先までの権利が確保できたのは良かったと思います。
今年も地元のミニコミ紙に紹介していただく予定があり、また近々発行される公益法人の会報誌に私の書いた論文が掲載されることになっています。
「新品種」というには少しトウが立ってきてはいますが、まだまだご注目をいただいていることには感謝したいと思います。
私が情報を集めた限りではありますが静岡・山口・宮崎・埼玉などで産地化の動きがあるようですし、ゼスプリ社の品種に代わるものとして、愛媛・佐賀でも注目していただいています。
何よりも、小平市の、また東京都の特産物として、消費者の方々に愛される存在になってきたことをうれしく思っております。これからも頑張ります。