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2020-05-07 23:20:00
キウイフルーツが開花しました
キウイフルーツ「東京ゴールド」が開花しました。
本年は暖冬傾向もあり、果樹の生育は早いと言われていましたが、ほぼ例年並みの開花時期となりました。
昨日より、授粉作業も始めました。オスの花も同時期に咲いてくれました。
本年は、最も大きかった原木が枯れましたので、収量はその分減りますが、減った分は新しく苗を定植しましたので、3,4年で収量は元通りに戻ると思います。
なお、例年のことではありますが、「キウイの花粉を手に入れたい」という電話をいただくことがあります。
「東京ゴールドについて」の項目でも書きましたが、当園では、キウイフルーツの雄の花粉を他の方に販売したり、提供したりすることはありません。すべてお断りをしています。
キウイの農家にとって、最も神経を使う授粉作業の繁忙期に、このような問い合わせがあることは、正直言って非常に迷惑です。
そもそもキウイを栽培するにあたっては、雄の樹は自ら栽培すべきものと考えております。花粉を購入することもできますが、病害の混入など、さまざまな要因を考えれば、自ら栽培するのが原則になると思います。
また、花粉を購入するといっても、授粉作業をしなければならない今の時期になって探すというのはいかがなものでしょう。
一般的には数か月前に予約注文しておき、開花時期より前に到着するように送ってもらうのが通常です。今の時期はゴールデンウィークで会社も開いていないことがありますので、これから手に入れるのは困難かもしれません。
専門の会社で買うことができないからと言って、農家に言えば手に入れることができると考えるのは、あまりに虫が良すぎます。
オスの樹を育てることは、それなりのコストをかけている(収穫を生まない樹を育てなければならない、という意味で)のですから、どんな農家に話をするのであれ、タダで(安価で)手に入るとは、ゆめゆめ思わないでいただきたいと思います。
ホームページを見てこのようなお問い合わせをされる方の多くは、自らを名乗らず、どの地域で栽培し、どのような立場で栽培しているか(農家か、家庭園芸か)をおっしゃいません。当然当方としては、そもそも信用が置けません。
もし、どうしようもないのであれば、それは相談する相手を選ぶべきだと考えます。
農家の方であれば、まず相談すべきは農業改良普及員または農協の営農指導員です。家庭園芸であれば、同好の先輩をお近くで探されるべきでしょう。まずは話はそれからです。