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2021-01-22 22:26:00
改正種苗法説明会を聴講しました
【改正種苗法説明会】
農水省が主催した改正種苗法全国Web説明会を聴講いたしましたので、いくつか感想を書いておきます。ちなみに、Microsoft Teamsを初使用しました。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/tizai/brand/zenkoku.html
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/tizai/brand/attach/pdf/zenkoku-1.pdf
1,約2時間にわたりオンラインで聴講しました。
率直に言って、しんどかったです。パソコンは見慣れていますが、音声は聞き取りにくいので、聞き漏らすまいと神経を集中させていなければならず、疲れました。
今の大学生のオンライン授業と似たような体験をすることができ、こんなことを1日に何時間も、毎日毎日しているのかと思うと、本当に大変だと思いました。
2,改正種苗法の中身については、マスコミやネットで言われていた以上に盛りだくさんの内容でした。主要な改正点だけで10点くらいあります。
農家(登録品種の使用者)として知っておくべき内容も、そのうち3,4あります。
特に海外への持ち出しについての制限は、かなり大きく制限がかかるようになります。要するに、登録品種は海外に持ち出せないと言ってしまっても良いように思います。
賛否のあった登録品種の増殖の許諾制については、それはそれで重要な改正店の柱ではありますが、他にも多くの改正内容があり、一つ一つ理解するべき内容だと思います。
3,育成者権者にとっては、権利が重くなる内容の改正だと理解しておりましたが、すべての改正内容について育成者権者にとってメリットのあるものとは言えません。
品種登録にかかる経費については、相当高くなるものと思います。登録のネックになるのではないかとも思います。これで良いのでしょうか?
4,農水省の説明担当の方が何回か同じフレーズで言われていたのですが、「育成者権者の方には特にお願いをしたいのですが、・・・の点については、早急に意思表示をしていただきたい」という言い回しが何回かありました。
それは確かに早急に意思表示した方が良いのでしょうが、育成者権者にとっても微妙になってくる内容ばかりですので、そんなに早急には出ないと思います。
東京ゴールドについては、私の考えはすぐに出せますが、東京都農林水産振興財団の意向については、そんなに簡単には出ないと思います。
5,農水省の説明担当の方は、非常に優秀な方とお見受けしました。知的財産課の種苗室長です。マスクしていたので分かりにくいですが、結構若い方のようです。
6,質疑応答にも非常に丁寧にお答えになっていました。
ただ、質問を出す方が、そもそも種苗法の内容を理解していない人(賛否はともかく)が多いので、基本的な内容が多く、改正点についての質問はさほど出なかったと思います。