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2015-02-08 22:21:00

全国農林水産物直売サミットに参加し、長崎県の農業を視察しました

2月5日に長崎県大村市で開催された「全国農林水産物直売サミット」に参加してまいりました。

6日には県内直売所視察ツアーに参加し、5か所の直売所を視察いたしました。

また7日には延泊して、個人的に興味を持った直売所4か所と、国営諫早湾干拓事業地を視察してまいりました。

 

 

全国農林水産物直売サミットは、「全国農産物直売所ネットワーク」と「一般社団法人 全国都市農山漁村交流活性化機構(略称:まちむら機構)」が主催し、長崎県・大村市・九州農政局などが後援して開催されました。

全国から数百人の直売所経営者・出荷者が参加したサミット全体会合では、「おおむら夢ファームシュシュ(大村市)」社長の山口成美氏、「ながさき南部生産組合・大地のめぐみ(諫早市)」会長の近藤一海氏、「よかところ(西海市)」専務の鉢川光明氏、「フレッシュ251(諫早市)」店長の佐田登喜子氏、山形県鶴岡市「産直あぐり」店長の叶野由佳氏、滋賀県東近江市「あいとうマーガレットステーション」館長の藤関明雄氏などの事例発表を聞きました。また分科会ではオフィスシンセニアンの勝本吉伸先生の講義を拝聴しました。

当日夜にはおおむら夢ファームシュシュのレストランにて交流会が開催され、全国から来場した数多くの直売所経営者と交流することができました。また、小平から持参したブルーベリーソース、ジュース、ジャム、嘉悦大学の「こだプリン」を差し入れ、東京農業をアピールしてまいりました。

 

6日の視察では、東彼杵町の「道の駅彼杵の荘」、佐世保市の「わくわくふれあい市」、西海市の「よかところ」、「海の駅船番所」、大村市の「おおむら夢ファームシュシュ」を視察しました。

とくに西海市の山間地に位置する「よかところ」では、地元スーパーも撤退する中で直売所が出荷者(農家)だけでなく地元住民(消費者)のライフラインとしても機能してきていることを知り、東京との違いを学ぶことができました。また、各直売所とも加工品に力を入れ、郷土料理である「角すし」「かんころもち」などをはじめ、特徴ある数多くの加工品が人気となっていることに感銘を受けました。また、「シュシュ」の店内や商品のデザイン(イラスト、キャッチコピー)が優れていることも、大変参考になりました。

 

7日には、個人でレンタカーを借り、諫早市の「フレッシュ251」「きん彩」「大地のめぐみ」、長与町の「じげもん長与」を視察しました。ジャガイモの大産地に位置する「フレッシュ251」では1日に1000個以上も売るというコロッケをいただきました。

また、諫早湾干拓事業地にも赴き、1区画6ヘクタールという大面積で行われる企業的農業を目の当たりにし、加工仕向けや量販店直送になっている野菜生産を垣間見てきました。多くの雇用を生んでいることも明らかであり、これもまた日本農業のあるべき一つの姿であろうと思われます。

政争の具にされたり、裁判結果を面白おかしく取り扱われたりされてきた干拓事業ですが、歴史的にも有明海では多くの干拓がなされてきた経緯も重要であり、個人的にはこの農地は農地として大事にされるべきだと思いました。

 

3日間の日程を通じ、長崎県の名物料理「おおむら甘黒カレー」、大村市内の名店「ハワイ」のパフェ、「やまと」の角寿司、島原の「具雑煮」、西海トマト、かんころもち、シュシュの「黒田五寸にんじんジュース」など、食べつくし、おみやげもたくさん買ってまいりました。

お世話になった、まちむら機構・おおむら夢ファームシュシュなど関係の皆様に御礼もうし上げます。

 

なお、詳細については今後フェイスブックに書き込みます。