インフォメーション
2015-04-05 12:56:00
キウイフルーツかいよう病について
キウイフルーツかいよう病にはくれぐれもご注意ください。
東京都内でも、「キウイフルーツかいよう病」(Psa3系統)が発生したとのことです。
今後どの地域においても発生が懸念されます。
罹患後は治療できる薬剤がなく、伐採するしか解決策はないようです。
きわめて影響の大きい病害ですので、最大限の注意が必要なものと思われます。
当園は母樹(原木)を保持しており、これまでかいよう病を疑う現象はありませんが、本年度は予防防除を徹底するつもりでおります。
キウイフルーツかいよう病については、下記のサイトをご覧の上、地域の農業改良普及員、農協技術者の指導を仰いでください。
東京都病害虫防除所
http://www.jppn.ne.jp/tokyo/data/yosatu/toku/TOK_150326_KIWUIKAIYOUBYOU.pdf
農水省(ページの下の方)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/gaicyu/siryou2/
切り口から垂れる樹液が白く濁ったり、赤くなっていたらかいよう病の兆候です。
当園でも東京ゴールド母樹はもちろん、念のためすべての樹で樹液を見ましたが、すべて透き通っていましたので、かいよう病の兆候はありません。
(平成27年4月14日追記)
かいよう病の感染経路の可能性として、輸入花粉が疑われています(ほかに感染経路の可能性としては、雨による伝染や剪定・接ぎ木による枝の傷口、葉の気孔から侵入も考えられます)。
本年度に輸入花粉をお使いになる際には、かいよう病に感染している心配のない、健全な花粉をお使いになるよう、ご注意ください。
なお当園では、従来より輸入花粉は使用しておりません。当園内にある雄木(品種:孫悟空、トムリ)から雄花を採取し、授粉させております。
本サイトがキウイフルーツ「東京ゴールド」に関心を持つ方が多く訪問されていることをかんがみて、あえて書き込みさせていただきました。なお、都内で発生したかいよう病の個別具体的なことについては、当方は情報を持ち合わせておりません。