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2021-03-07 22:59:00
キウイフルーツの接ぎ木
キウイフルーツ「東京ゴールド」の接ぎ木です。
接ぎ木の技術は、東京都農業試験場に研修生として通っている際に習得しました。
とはいえ、あまり得意ではなく、成功率は半分くらいかと思います。
穂木になる枝をカットし、台木になる部分を切れ込みを入れて、差し込み、接ぎ木テープでグルグル巻きにします。
形成層を合わせることがコツだと言われていますが、グルグル巻きにするときにどうしても少しはずれます。多少のズレなら良いだろうと・・・。
なお接ぎ木をするのは、おそらく私の人生ではこれが最後になると思います。
もしかしたら来年の今の時期にやるかもしれませんが、再来年以降はやりません。
種苗法が改正され、登録品種の増殖については許諾制になります。
東京ゴールドは登録品種ですので、令和4年4月1日以降については農家の自家増殖も含め、許諾制となります。
許諾の具体的な手続きについては、現在のところ決まっていませんが、何らかの形で許諾を取る形になります。
私自身も一農家としては許諾を取らなければならないことになるので、おそらくは、今後は増殖自体を自分でやることはなくなります。
種苗法改正については、このホームページでも再三書き込みをしてまいりました。
法律の趣旨をご理解のうえ栽培されますよう、皆様にはお願いを申し上げます。