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2019-05-15 23:51:00

不動産実務検定2級認定

農業と直接は関係ありませんが、当園のもうひとつの仕事がアパートの大家さんです。

当園の真南、小平六中の少し北側にあるアパート「ルピナス」の大家さんをやっています(実際にはハウスメイトという不動産管理会社にほとんど任せております)。

 

かねてから不動産関係の知識を得たいと思って、自分なりにできる勉強はしてきましたが、一度体系立った知識が得たいと思っており、

日本不動産コミュニティが実施してい不動産実務検定(旧称:大家検定)を受けてまいりました。

 

この検定は1級、2級、マスターと3種類あり、それぞれ不動産の売買、賃貸、コンサルの勉強をするものです。

今回は2級の賃貸の勉強を、渋谷で開校されている沖野元先生のもとで指導していただきました。

 

一口に賃貸といっても幅広く、物件の管理はもとより、税務、ファイナンスなども含めて勉強させていただきました。

新しい傾向として、外国人への対応、高齢者への対応、シェアハウスや民泊の運営までありました。

 

2日間、計12時間にわたる講義を受け、さらに1週間後にはコンピュータにより試験を受けて、何とか合格点に達しました。

試験勉強をしたのは、もう20年ぶりくらいかと思います。

 

アパートの運営は、引き続きハウスメイトに任せっきりなるかもしれませんが、

きちんとした知識と情報に基づいて、入居者サービスの良いアパートを目指していきたいと思っています。

ちなみに「ルピナス」は3DKのファミリータイプ。3方を畑に囲まれ、非常に静寂な環境です。現在満室です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019-05-15 22:44:00

東京ゴールド 原木枯死について

 残念なお知らせをしなければなりません。

当園はキウイフルーツ新品種「東京ゴールド」の育成者で、原木を保持しておりましたが、このほど、この原木が生育停止し、じきに枯死する見込みとなりました。

 

5月に入ってキウイの授粉シーズンとなり、ちょくちょく見て回っていましたが、どうも水を吸っていないような状況が続いていました。
他の木は開花が始まったのに、原木だけはどうも開花が進まず、蕾が開き加減のまま停滞していました。

 

先週の5月9日に東京都の農総研に連絡をし、また普及センター、病害虫防除所にも連絡を入れました。
普及センターの宮地普及員、病害虫防除所の岩本先生・他2名の先生には、ご多用の中をその日のうちにご来園いただき、直接見ていただき、原因と対応策をご検討いただきました。
また、農総研の杉田研究員にも有用なアドバイスをいただきました。

  

 

原因としては、まず「キウイフルーツかいよう病」を含め、病気が原因ではないとのことです。
私も目視で観察しましたが、かいよう病の特徴である葉の斑点(いわゆる「ハロー」)や、白濁した細菌液が幹部から漏出し褐変する症状などは、これまでもありませんでしたし、今回もありません。
普及員さんや病害虫防除所の先生がたが複数名で見たところ、一見してかいよう病ではなさそうだと判断し、実際よく見てもそれらしい症状が認められていません。

 

原木の木全体の葉が萎んでいるような状況で、一見すると水を吸っていないような状況でしたので、おそらく地下部(根)に何らかの異常があるのではないかと思いますが、現在のところ、きちんとした原因は分かっていません。

 

乾燥が原因だとすれば、葉の蒸散量を減らすために葉の量を減らしたうえで、当面は灌水してみて様子を見るべきというアドバイスもありました。
そこで新梢を半分くらいの本数になるように搔きとり、数日間かなりの量の水を撒きましたが、状況は変わっておらず、むしろ萎びる度合いが進んでいます。
おそらく数日のうちに完全に枯死するものと思われます。

 

 

 

東京ゴールドは、こちらのページ(クリックしてください)に書いた通り、父が園芸屋から買った苗が注文と違う品種だったのを、そのまま植えていたところ、新品種であることが判明したという、「物語性のある品種」です。
この物語を語るためには、原木の存在は大きかったのですが、こうなっては仕方ありません。
非常に残念なのですが、キウイフルーツの経済的な寿命を考えれば、およそ30年生き永らえたのは、長いほうなのかもしれません。
この木からは、品種登録後、毎年苗木屋さんが作る苗のために穂木を採取してきましたので、ともかくかいよう病などの病気ではなかったのは非常に安心しました。
他の方に迷惑をかけることなく、寿命を全うし、しかも多くの農家でクローン個体が生き続けることなるという意味では幸せだったのかもしれません。
平成初頭に父が植えたものですが、平成が終わって直後に枯れるのも、きっと何かの運命だったのでしょう。

 

 

販売面では、今秋収穫分でおよそ3割程度の減収になりますが、当園では他にも原木から接ぎ木した東京ゴールドの木がたくさんありますので、販売自体はできます。
来年度以降は、私も苗木屋さんから苗を買う形になりますが、新しい苗を植えて、少しでも減収分を補いたいと思っています。

 

 

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2019-05-02 22:36:00

5月1日イベント開催報告

 

 

5月1日に、当園初めての試みでしたが、イベントを開催いたしました。

東京大学大学院で建築学(とくに都市計画)を学ぶ院生の皆さんが8名来られ、タコスを焼き、コーヒーをふるまってくれました。

 

当方としては、特段の準備もせず場所貸しをした程度ですが、お寄りいただいたお客さんには喜んでいただけたかと思います。

タコスにはひき肉・鶏肉のほかに、当園で販売している野菜も若干使ってもらいました。キャベツ・ルッコラなどです。

タコスに使うトルティーヤは、最近花小金井南町に開店した「タコス・メルカド」さんのものを使ったとのことです。

 

指導されている岡部明子教授は、学生は勉強よりは体動かしたほうがいいとおっしゃっていて、その考え方が学生さんにも浸透しているのかと思います。

勉強より・・・、と言っても、そもそもとびぬけて勉強できる学生さんたちですので、確かに体を動かしたほうがいいということになるのだと思います。きっと見えないところでしっかり勉強はしているものと思います。

 

小平の農地に興味を持ち、農産物直売所に興味をもっていただけているのは大変にありがたいことです。

それがしかも農学部ではなく、農業以外の研究分野の先生・学生さんということに意義があるのかもしれません。

小平の農地の特徴である短冊形農地は、一般的な考え方からすれば、開発しにくい(道路を入れなければ開発できない)ので都市計画的には否定的に考えるのが一般的かと思います。

一方、岡部先生の研究室ではむしろこれを肯定的にとらえ、宅地との縞模様を建築や都市計画に生かそうという考え方のようです。

農業に従事する私たちから見れば、短冊形農地であるがゆえに(開発しにくいために)農地が多く残ってきたとも言えますので、岡部先生の考え方は大変に有用なものであると思います。

 

最近東大に関しては、上野千鶴子先生の入学式での祝辞に注目が集まっています。

岡部先生が女性の教授であったことから(東大の女性教授といえば上野先生しか知りませんでしたので)、どんな怖い先生が来るのかと思っておりましたが、大変にやさしく穏やかな先生でした。

 

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2019-05-02 22:31:00

春キャベツ収穫始まりました

春キャベツの収穫が始まりました。

 

春キャベツは見た目は少し小さいですが、持ってみてずっしりと重さを感じるようなものが良いと思います。

冬のキャベツと比較しますと、春キャベツは水分が多い品種ですので、生食・サラダ用に向いています。

短い期間になりますので、ぜひ早めにご利用ください。

 

なお、しばらくするとブロッコリーの収穫も始まる見込みです。

 

 

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