インフォメーション
2021-04-28 22:15:00
千葉大来訪
千葉大の学生さんと先生が当園にお越しになりました。
先月、小平市役所の都市計画課の主催で、千葉大の秋田典子先生の講演会がリモートで行われ、私も聴講いたしました。
その秋田先生と学生さん5名が、小平市の庭先直売所を見学したいとのことで、何か所か回られ、当園にもお越しになりました。
学生さんは園芸学部緑地環境学科の4年生で、それぞれ直売所や小平の農業についてテーマを定めて卒論に取り組んでいるとのことでした。
当方からは小平の農業の特徴と、直売所の取り組み、キウイフルーツ「東京ゴールド」について話をさせていただきました。
学生さんからは、直売所の販売状況や地域とのかかわりについて、ご質問をいただきました。
これまで平均して年に1件程度はこのような大学生の視察・ヒアリングなどを受けてきましたが、今回の千葉大の学生さんは都市農業をよく勉強されていて、こちらとしても非常に説明しやすかったです(例えば、生産緑地などの用語は説明抜きで使えます)。
ご専門が造園関係の学科ですのでどのような形で卒論にまとめられるのか、非常に興味深いところです。
学生さんに東京の農業に興味を持ってもらうのは本当にありがたいことだと思っています。今後もこのような機会はすべてお応えするつもりです。
2021-04-26 23:28:00
東京カジュアルフラワー研究会 会長を退任しました
本日、東京カジュアルフラワー研究会の総会を、東京都農林総合研究センターで開催いたしました。
2年務めた会長を退任いたしました。
ほとんどの生産者団体では、この1年間思うような活動ができず、カジュアルも同様で、1年以上ぶりに対面で集まりました。懐かしく顔を合わせることができ、本当に良かったです。コロナ前に決まっていた新会員も、ようやく紹介することができました。
昨年の総会は、いち早く書面開催を決め、そして、半年間の休会を決めました。
まだコロナとどう向き合えば良いのか、社会全体がまだよく分かっていなかった時期に、今思えば良い判断ができたと思います。
結局1年間休会しましたが、年度末にはZOOMでの定例会を開催することができ、これもまた、生産者団体としては良い取り組みができたかと思っています。
本年度は、宮川さんが会長になり、役員一新して新たに活動が始まります。
私自身は花が専門ではありませんので、活動を引っ張っていくことはできませんでしたが、宮川さんはもともと花が専門ですので、新しい品目・技術など取り入れ、経営向上を図っていけるものと思います。
今年の試作品目は寒小菊です。
これから苗を作り、夏に定植し、年末収穫予定です。しっかり頑張りたいと思います。
2021-04-24 23:32:00
果菜類の定植
果菜類(キュウリ、ナスなど)の定植を行いました。
このところ暖かい日が続いています。他の野菜類の生育も早いようです。
果菜類の苗は、だいたい4月20日頃に出回ることが多く、これはこのところの暖かい気候には左右されず、日が決まっているようです。
いつもお願いしているタネ屋さんに注文していただいた、ベルグアースの苗をいただきました。
いつもお手伝いいただいているボランティアさんに定植をお願いしました。
たっぷり水を吸わせ、しっかり活着するように、少し根まわし(根鉢を少し崩すようにする)してからしっかり上から押さえて植えました。
キュウリ(夏すずみ)120本、ナス(千両2号)40本。
それから、ズッキーニ25本、ニガウリ3本、ミディトマト(シシリアンルージュ)8本、カボチャの大玉と小玉を各12本です。
暖かい気候ではありますが、念のためにしばらくトンネルはします。
ただ、いずれにしても露地栽培になりますので、ハウス栽培とは違ったモノになるかと思います。
当園にとっては、いつも通りの栽培方法です。
収穫は、キュウリについては約1か月後になるかと思います。
他の品目はもう少し後です。
この間、正月だと思っていたら、もう夏の声が聞こえてくるようです。早いものですね。
2021-04-19 23:02:00
キウイフルーツ 摘蕾作業
キウイフルーツの摘蕾作業をしています。
摘蕾(てきらい)とは、文字通り、蕾(つぼみ)を摘む作業です。
東京ゴールドは蕾の数が非常に多いため、すべてを咲かせると大変なことになります。
通常、3~5(もっと多い場合もあります)の蕾で、花叢(かそう)を形成していることから、これを中心の1つを残して、すべて摘み取ってしまいます。
この作業は、開花してからでは大変になりすぎるために、開花直前に行うようにしています。
今年は春がとても暖かかったため、史上最も早く芽が出て、おそらく史上最も早く開花するものと思われます。
注意深く、生育を見守りたいと思います。
摘蕾前
摘蕾後
摘蕾前
摘蕾後
2021-04-04 20:00:00
小平市長選における政策について
本日、令和3年4月4日に投開票が行われる小平市長選挙において出馬されている小林洋子候補の公約(市民とつくる87の政策)を読み、きわめて疑問に思った部分がありましたので、意見表明いたします。
87の公約のうち、47~50が農業関係となっており、その49は「地場産品について」として、以下のような記述があります。
49 地場産品について
地場野菜や地場産品の販売・流通を促進し、地場産品を使用した商品開発やレストラン支援などで市内商業を活性化します。保育園や小・中学校給食で地場野菜を利用しさらなる地産地消を進めます。GAP認証や有機栽培、ネオニコチノイドフリー宣言など、小平市の農産物に付加価値をつけ、ブランド化します
(ネオニコチノイド:農薬として使用されている殺虫剤) |
前段については異論があるわけではありません。
ただ、後半に出てくる「ネオニコチノイドフリー」については、全く賛同できません。非常に問題のある政策だと思います。
ネオニコチノイドの農薬が、ミツバチの生態に影響を及ぼすとの見方がヨーロッパで広まり、規制が行われている国があることは聞いております。
しかし、この見方は、私は非常に非科学的だと思っています。実際、日本でもこのような意見をする人はおられますが、日本の農水省など政府が対策に乗り出したとか検討を始めたとかいう話は聞きません。
今では、一部の勢力が声高に主張しているにすぎず、党派性・政治性しか感じません。少なくとも農業界ではかなり特殊な主張です。
このような一部の声高な主張をそのまま公約として、今後もし市長に就任した場合にそのまま市の施策とされてしまえば、私達農家は迷惑をします。
今後注視していきたいと思います。