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2018-02-06 23:39:00

全国農林水産物直売サミット(愛媛県)に参加しました

2月1日~2日に、愛媛県において開催された全国農林水産物直売サミットに参加してまいりました。また、3~4日にも延泊して、愛媛県内(一部高知県)の直売所を回ってきました。

 

このサミットは、全国農産物直売ネットワークと一般財団法人都市農山漁村交流活性化機構が主催するもので、今回で16回目だそうです。私は、長崎県と滋賀県で開催されたサミットにも参加しており、これで3回目の参加になりました。

 

愛媛県は、JA直売所として全国3位の売り上げを誇る「さいさいきて屋」(今治市・JAおちいまばり)を始め、10~20億円以上も売る直売所がほかにも複数あり、きこうの職員の方が言うには「日本一の産直県」「産直王国」とのことです。

今回のサミットでは「産直王国・愛媛で考える、直売所の持続的な経営」をテーマに、「さいさいきて屋」や「道の駅 内子フレッシュパークからり」(内子町)、「愛たい菜」(大洲市・JA愛媛たいき)などの経営者の方が講演されされました。

 

また、2日には現地視察として、道の駅「風早の郷 風和里」(松山市、旧北条市)、「Sai&Co」(今治市・JAおちいまばり)、「さいさいきて屋」、「周ちゃん広場」(西条市、JA周桑)を見学させていただきました。

3日、4日には、個人行動でレンタカーを借りて、「内子フレッシュパークからり」、「愛たい菜」、道の駅「八幡浜 みなっと」、道の駅「宇和島みなとオアシス きさいや広場」、伊予市「いよっこら」、高知県四万十町の道の駅「とおわ」を見て回りました。

 

確かに愛媛県内の直売所は、お客さんも多く、品数も多く、売れ行きも良いと思いました。みかんだけじゃなかったのです。

話を聞いていて、むしろそれ以上に、長い歴史と活動の積み重ねがあって今がある、ということなんだろうと思いました。

 

各所の直売所には、かんきつ類はもちろん多く、10種類くらいが山盛りで販売されており、その中でも特に「甘平」という品種が産地側のイチオシであるようでした。旅行中もたくさん食べましたし、お土産でもたくさん買って送りました。とてもおいしいです。

また、どこでも6次化の商品、農産加工品の種類がとても多く、それが良い値段をつけているにも関わらず良い売れ行きを示しているのが特徴的でした。

さらにJAの直売所も含め、どこでもよく売れているのは魚介類というのも特徴的でした。

 

旅行中はかんきつ類だけではなく、宇和島の「鯛めし」を始め、八幡浜では海鮮丼、高知県内ではカツオのたたきなど郷土料理を食べ、松山のタルト、内子のジャバラ加工品など、お土産もたくさん買い込みました。

 

いつもお世話になっているまちむら機構の皆様、現地愛媛県内の直売所の皆様には大変にお世話になりました。

今後とも、私自身の仕事でもある「直売所」について、研鑚を深めるため、各地の直売所を訪問してまいりたいと思います。

なお、今回の旅の詳細については、私のフェイスブックに掲載しましたので、よろしければご覧ください。

 

 

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2018-01-31 21:52:00

資産管理部会の研修会

研修が続きますが、本日は資産管理部会本部会の研修会でした。

国分寺の下地税理士親子による研修が開催され、相続税申告での広大地評価の改正と、都市農業振興基本法に関する問題がテーマとして講演されました。

 

下地盛仁税理士からは相続税における広大地評価の改正について講演がありました。

相続税申告では、大きな土地に関しては広大地評価という評価法によりかなりの割合で評価減が行われていました。つまり減税の措置です。

ところがこの年明けからの相続では広大地評価が廃止され、代わりに規模格差補正率が新設されて評価が行われるとのことです。

これにより、さらに減税になる場合と、増税になる場合に分けられるようですが、私たちの多く持つ農地に関してはおおむね増税となるようです。

まだ都市農家でもほぼ周知されていない制度でもあり、しかもこの制度が国会による法律改正によらず、国税庁長官による通達による制度改正であったということから、決まった制度であるとはいえ賛同できるものではありません。

 

下地盛栄税理士は、都市農業振興基本法と生産緑地制度について講演がありました。

下地税理士は、生産緑地制度改正が都市農業振興にどれほどの好影響があるのかははなはだ疑問だとおっしゃっておられましたが、実は私自身も同じ思いでいました。

法改正の主な内容は、生産緑地の貸借を可能にすることや特定生産緑地制度の導入ですが、これらは実際に誰がどのようにワークしてくのかはよく分からないし、これが農業振興にどのように役立つのかもよく分かりません。

ただ、この法改正をリードしていた都市農業運動を進めていた方々からすれば、悲願の制度でもあったようであり、私のようなものがわざわざ水を差す発言をするのも控えなければとも思っていたので、この場でもあまり発言していませんでした。

しかし広大地評価改正による増税もあわせて考えれば、ここ数年の自民党政権の都市農業政策は、私はやはり悪法だと思います。賛成できません。

 

資産管理部会の地区役員として、今後の部会運営に役立てたい研修会でした。

 

 

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2018-01-30 23:37:00

キュウリの栽培講習会

小平市野菜組合のキュウリ栽培の講習会が開催されましたので、参加してまいりました。

 

講師をしていただいたのは、キュウリ専門の種苗会社・ときわ研究所の研究員の方です。

当園ではキュウリはときわ以外の品種(タキイ種苗の「夏すずみ」)をもっぱら作ってきましたのでどうかなと思いましたが、ときわはキュウリ専門ですので、専門的な話が聞けて良かったと思いました。

キュウリはうどんこ病・褐斑病など、病害への抵抗性・耐病性が重要な形質になりますが、耐病性が付くほど、生育適温が高くなり、定植適期が遅くなるということでした。

当園では、おおむね4月下旬に定植しておりますが、病害への耐病性品種ではゴールデンウィーク中や明けが定植が適期のようです(収穫期については、温度が高いので追いつくようです)。

 

今後については、ときわの品種も候補に挙げて栽培を検討してまいります。

 

 

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2018-01-20 23:44:00

キウイフルーツの剪定

キウイフルーツの剪定作業が終わりました。

年明け最初の仕事はキウイとブドウの剪定と決めています。

早めにやらないと、雪が降った時に枝の上に雪がたまり、重みで棚が倒壊する恐れがあります。できるだけ雪前にやりたいものです(一昨年11月に大雪があった時は肝を冷やしました)。

 

キウイフルーツは、本当は夏場にも枝整理をしたほうが良いのですが、当園ではそこまで手間が回らず、伸び放題になっています。この時期の剪定では毎年思い切って枝を落としています。

写真で見ると、相当に落としていることが分かります。

剪定のやり方や理論は、もちろん研修生として習ったのですが、今はあまりこだわりを持たずに、直感で、体が動くようにやっています。いろいろ言う人はいると思いますが、私はあまりこだわりません。

 

写真1、2枚目が剪定前、3,4枚目が剪定後です。

 

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2018-01-10 22:59:00

東京ゴールドの穂木採取

当園が育成元であるキウイフルーツ「東京ゴールド」の穂木を採取しました。

 

本日、東京都農林総合研究センターで果樹を担当する杉田交啓研究員が当園に来られ、「東京ゴールド」原木から穂木採取の作業をされました。

この穂木は、日本果樹種苗協会を経て、全国の果樹苗木生産業者へ送られ、苗木として仕立てられます。

採取した穂木の量は重さにして約6キロです。

品種に間違いのないよう、細心の注意を払って作業しました。この作業ももう6年目になるかと思います。

 

「東京ゴールド」苗木の供給については、全国の主要な果樹種苗業者で販売されていますので、ご利用ください。

なお、当園では苗木の生産はいたしておりません。また、当園が個別に穂木を提供することもありません。あしからずご了承ください。

「東京ゴールド」は登録品種です。種苗法に則った栽培をお願いいたします。

日本果樹種苗協会加盟の苗木生産業者が生産し「果種協の証紙」が添付された苗木であることを確認の上、ご利用ください。この点、ぜひご理解ください。

 

 

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