インフォメーション
2022-08-17 20:01:00
本年度ブドウ販売について(予定)
本年のブドウ販売については、8月25日より開始する予定です。
他園ではすでに販売が始まっているところもあるようですが、当園ではいつも少し遅めの販売開始とさせていただいております。
品種としては、当初は、紅伊豆、藤稔、高尾、ブラックビート、ハニービーナスが中心になります。
特に、赤い「紅伊豆」については、柔らかくジューシーで甘味が強く、当園での最も人気品種です。
東京オリジナルの「高尾」や、大粒種の「藤稔」「ブラックビート」も、本年度はできるだけ大房に育ててきましたが、
良いものができていると思います。
販売量は、全体で2600房ほどになります。
最初の1日目は550房を目標に収穫してきます。その後は販売量を見ながら収穫数を調整します。
おそらく9月上旬の早いうちに販売終了するかと思いますが、いずれにしても売れ行き次第になります。
皮ごと食べられる品種については、9月下旬頃に販売を行います。
他の品種よりは熟期が遅くなることが分かってきましたので、別に売ることにいたします。
販売時期については、本HPで改めてお知らせいたします。
品種は、「雄宝」「シャインマスカット」「マスカサーティーン」「スカーレット」があります。
こちらは、4品種合わせておよそ100房程度です。おそらく2日で売り切ります。
ただし、良いものはあまりありません。ご了承ください。
お客様への例年同様のお願い事になります。
(1)
地方発送を承ります。本年もクロネコヤマトを使いますので、
伝票を書いてからお越しください。
伝票は当園直売所の道路側の壁のパンフレットケースに入れておきます。
また、お近くのクロネコセンター・配達員、クロネコ取扱店、コンビニ等でもらえると思います。
また、コールセンターに電話してもらうこともできると思います。
携帯から 0570-200-000
固定電話から 0120-01-9625
天神町センター 小平市天神町4-23-12
一橋学園センター 小平市仲町543-2
茜屋橋センター 小平市回田町316
前沢センター 東久留米市南町3-10-15
下里センター 東久留米市下里2-14-21
柳沢センター 西東京市芝久保町4-12-4
地方発送をご利用の際には、あらかじめ伝票をお書きになってからお越しくださいますようお願いします。
よろしくお願いいたします。
(2)
1000円札・硬貨をお持ちください。
高額紙幣のご利用はできる限りお控え頂きたいとおもいます。
もちろん、お釣りの用意はしておりますが、屋外での商売ですので、ご理解ください。
(3)
宅配・箱売りの詰め合わせについては、当方にお任せください。
箱詰めは当方の見計らいにより、数品種を入れて満杯詰めになるようにいたします。
お任せいただいた方には、良いものから順にお詰め致します。
お任せ以外のイレギュラーのご注文(箱指定の房数以下のご注文、他の品目との詰め合わせ、品種の指定)は、お受けしません。
(4)
コロナ対策、熱中症対策、ソーシャルディスタンスの確保にご協力ください。
特に、売り始めの数日間は地方発送ご要望のお客様が重なる時間帯が多くなると思います。
伝票の準備が終わった方(書き終わった方)から順に一人ずつご案内いたしますので、その他の方は、順番でお待ちください。
どうぞよろしくお願いいたします。
(写真1枚目「ブラックビート」、2枚目「紅伊豆」、3枚目「藤稔」、4枚目「高尾」)
2022-07-28 23:11:00
本年度ブルーベリー摘み取りの取り組み(報告)
昨年度、ブルーベリー摘み取りの取り組みについてこちらで書きました。
https://goldkiwi.tokyo/info/4058234
本年度も、ほぼ同様の結果となりましたので、まずはお読みいただければと思います。
昨年度書いたもの以外に感じたことを、少し書いておきます。
1,お子さん連れのお客様が本年度は3組(あわせて4名)いらっしゃいました。
お子さん連れについては、当方としてはあまりお勧めしておりません。電話で予約を受けた際にもそのことは十分に申しました。
熱中症の危険があること、子どもさんが飽きてくる場合があること、その場合はお連れの大人の方に影響があること(バケツ一杯にならずに終わりになる可能性があること、それでも最低料金をいただくこと)、子どもさんに気を遣いながら大人がブルーベリー1キロを摘み取るのは相当に大変だということ。
結果としては、本年度いらっしゃったお子さんがたは、非常に一生懸命にブルーベリーを摘み取り、むしろ大人よりも良く頑張っていたようです。
どのお子さんも同様なのかは分かりませんが、おそらく今後も、予約を頂く際にはお子さん連れは必ずしもお勧めできないということを十分に申し上げた上で、予約を受けることになるとは思います。
2,ご時勢で仕方のないことですが、濃厚接触者になったり発熱があったりで、あわせて3名の方のキャンセルがありました。
キャンセルをされた場合にはキャンセル料などは取りませんので、遠慮なく言っていただければと思います。
東京で2万、3万という感染者が出る中で、身近にもコロナが迫ってきていることを感じました。
今日も家族で話をしたのですが、自分が感染してしまっては何もできないことになりますので、本当にくれぐれも注意したいと思っております。
3,来年度については、値上げをお願いしたいと思っております。
この点について、本年度ご来園の方にはご説明をいたしましたところ、皆さん、快くご了承いただけました。
このところの原油高、物価高に伴い、農業資材、例えば肥料なども非常に上がっています。
また、当園の庭先直売所で販売している単価(キロあたり3500円)と比較すると、摘み取りの値段が安すぎる傾向です。
来年度については、バケツ1杯あたり2500円にしますので、よろしくお願いいたします。
(7/31追記)
4、来年度以降、「ブルーベリー収穫体験」に名称変更しようかと考えております。
まったくの思い付きですが、「ブルーベリー摘み取り」とか「ブルーベリー狩り」とかよりも、「収穫体験」の方が意味として言い当てているように思います。
もちろん、内容的には変わりません。
2022-07-28 22:47:00
ブルーベリーのレシピ
レシピというほどでもありませんが、当家では冷やし中華にブルーベリーを入れます。
甘いののしょっぱいのがあると美味しいということです。
ブルーベリーはキュウリと比べると甘いですが、玉子焼きと比べるとしょっぱいですね。そういう味の楽しみ方です。
サラダにも入れることがあります。ちなみに冬場ですと、サラダにキウイフルーツが入ります。
農家ならではの食べ方ですが、ご参考になればと思います。
2022-07-09 00:01:00
ブルーベリー摘み取りのご案内(終了しました)
ブルーベリー栽培発祥の地・小平特産
電話090-1459-3925
ブルーベリー摘み取りのご案内です
(2022年度は終了しました)
2023年度のご案内は、7月上旬にお知らせします。
以下の内容は、2022年度のものです。
PDF文書でご覧になる方は、下記をクリックしてください。
ブルーベリー摘み取り予約2022.pdf (0.14MB)
【日程】
7月17日(日)9時半・10時半
7月20日(水)9時半・10時半
7月24日(日)9時半・10時半
7月27日(水)9時半・10時半
上記以外の時期は、庭先直売所にて販売いたします。
ブルーベリーの摘み取りは予約制です。お電話でご予約ください。
【品種】
ブライトウェル、ティフブルー、バルドウィン
【料金】
カゴいっぱい(約1キロ)で2000円です。何カゴでもどうぞ。
最低料金を、大人2000円とさせていただきます(カゴ単位でお願いします)。
子供(4歳~小学生)は、500円(1カゴの4分の1程度)以上。
1カゴあたり、制限時間30分以内とさせていただきます。
【ご注意点】
・ブルーベリーの摘み取り以外の目的のご来園はご遠慮ください。
・熱中症にくれぐれもご注意ください。
(ペットボトル入りの飲み物をご用意ください)
・汚れても良い服、履き物でお越しください。
・私物(バッグ類、雨傘・日傘など)は畑に持ち込めません。
・雨天時は中止(延期)とさせていただきます。
前夜に雨が降った場合にも、枝葉・足元が濡れていることがありますので、雨合羽・長靴をご用意ください。
・1000円札をご用意ください。
・コロナ対策にご協力をお願いいたします(PDF参照)。
2022-06-12 22:20:00
日本果樹種苗協会「果樹種苗」誌に論文掲載されました
このたび、果樹苗木関係の業界団体である日本果樹種苗協会が発行する季刊誌「果樹種苗」に論文を掲載する機会をいただきました。
かつて私が東京都農業試験場の研修生であったときの恩師であり、現在、同協会に非常勤で勤務される窪田洋二氏から勧められ、執筆したものです。
都市農業における庭先直売所と、新品種として登録されたキウイフルーツ「東京ゴールド」の取り組み、また、本年4月に施行された改正種苗法に基づく自家増殖許諾手続きの経緯などをまとめたものです。
本稿執筆にあたっては、窪田先生の他、JA東京むさし小平支店の梯浩和さんに事前にチェックしていただきました。また、協会の駒村研三専務理事に大変お世話になりました。
梯さんには、以前、大日本農会の「農業」誌に論文掲載されるときに続き、今回もご指導いただき感謝申し上げます。
掲載誌をたくさんいただきましたので、関係する機関や東京ゴールドのことでお世話になっている方にはお送りさせていただきました。
お客様の中でご覧になりたい方がおられれば、店頭でお伝えください。
私が農業試験場の研修生であったのは、平成11年度です。そこで当園には珍しい黄色いキウイがあることを申し出ました。
当時、窪田さんはまだ旧姓・佐藤を名乗っていました。佐藤姓の多い試験場では、下の名前、洋二さんと呼ぶならわしになっていました。
洋二さんに東京ゴールドの品種登録の話を最初に聞いたのは、平成19年3月のことでした。もう15年も前になります。当時、洋二さんは農業振興事務所の技術総合調整係長、いわゆる専技に異動されていました。もちろんまだ、東京ゴールドという名前も付いていませんでした。
東京ゴールド登録申請以来、私は果樹の品種と育種と種苗法を学んできました。育種をやるのは変人だと農大時代に思っていましたが、東京ゴールド以来、私も少し変人になったと思うようになりました。悪い気はしません。
多くの民間育種家に興味を持ちました。巨峰を育てた大井上康、ピオーネを作出した井川秀雄が、霞を食うような貧乏をされていたことを良いと思うブドウ農家はいないと思います。
長崎県のジャガイモの民間育種家・俵正彦氏は、圃場での丹念な観察から多数の突然変異を発見し、多くの個性的な新品種を世に出しました。これは交配に頼らなくても、普段の農家の仕事の中でも新品種を育成することができるということであり、しかもそのような品種はその土地の環境に適応しやすいという傾向があります。これは生産過程で農産物に触れる機会の多い農家だからこそ、普段から心に留めておくべきことと思います。
いつの日か、東京ゴールドの2号を作りたいと思います。また、種苗法にはライフワークとして今後もかかわっていきたいと思います。
種苗法については、正確に理解をされていないのが何とも残念なことです。ツイッターなどのSNSには、悪意ある書き込みが散見されます。
「農家の自家採種が全面禁止になる」「許諾料の負担が過大で農家経営が破綻する」「多国籍企業が日本の種苗を支配する」など、ありもしないことを声高に主張します。さらに主要農産物種子法の廃止や、農業競争力強化支援法の特定のじょうぶんと結びつけてミスリードし、果ては、遺伝子組み換え食品やグリホサート・ネオニコチノイドなどの農薬(特段危険でもないが)などと結びつけて根拠のない不安を煽り立てています。
この議論を主導しているのは、元農林水産大臣の弁護士であることは嘆かわしい限りです。
そしてツイッターでこれらの議論を賛同する人の多くが、例えばコロナに関してただの風邪だと嘯き、あるいはワクチンは危険、マスクは不要などと事実に立脚しない陰謀論に与していることに気づきます。さらに、ロシアによるウクライナ侵攻で、ロシアを擁護しているのもこれらの人々です。
このような陰謀論とは、私たちの農業生産現場は全く関係ありません。種苗法は、あくまでも技術的、実務的なものです。今後もこの種苗法のことはしっかり勉強していきたい、日本で一番種苗法に詳しい果樹農家になりたいとも思っています。
本稿で一番書きたかった内容は、本年4月に施行された改正種苗法に基づく自家増殖許諾に関する事です。
このことについては、財団側の担当として調整に当たっていただいた東京都農林総合研究センター研究企画室の片岡真弓先生(現・農業振興事務所)には大変感謝申し上げます。本当に感謝を申し上げます。嘘じゃないです、本当に感謝しています。
東京ゴールドは、私と東京都農林水産振興財団(以下、財団)が育成者権を1:9の割合で共有しております。自家増殖許諾手続きについての考え方は、私と財団とでは、考えに大きな隔たりがありました。
私は、わずかな金額であっても(たとえ1本10円でも)許諾料を取るべきと考え、令和2年3月に種苗法改正案が日本農業新聞で発表されてすぐに、片岡先生の前任者である細井知弘先生に伝えました。コロナの影響もあり、種苗法が改正されたのは令和2年12月ですが、その間も私のこの考えは変わることはなく、細井先生から片岡先生に担当が代わる前も代わってからも要所要所で同様の考えを伝えておりました。
いずれにしろ、許諾料を取ることは、今回の種苗法改正の趣旨から考えて当然だと私は思っておりました。何のための法改正であったのかと言えば、育成者権者の権利強化のためであったはずです。国産農産物の輸出拡大のためでもありますが、むしろ知的財産権をまったく軽視する中国・韓国等に格の違いを見せつけるために行った改正ではないでしょうか。
しかし、私と財団との間でこの件の意見のすり合わせが始まったのは令和3年11月以降でした。
私は「有償・手続きあり」を主張し、これに対して財団側は「無償・手続きなし」を考えていたようです。両者の意見に隔たりがある中、結果として、両者の間を取る形で「無償・手続きあり」という形で今回の発表となりました。私自身は満足ではありませんでしたが、東京ゴールドの育成者権の9割を持つ財団には最終的に譲らざるを得ないと考えておりました。
許諾手続きの内容が財団のホームページ内で発表されたのが、令和4年3月30日夜7時頃でした。4月1日に施行されていることが決まっている中で、30時間足らずの周知期間しかなく、間近の発表となりました。私も当事者としてお詫びいたします。
以上、主として今回の原稿の中でボツになった事項を中心に書きました。いずれ原稿は、当園ホームページ内で掲載させていただきたいと考えております。
今後とも、ライフワークとして種苗法を学んでまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。今回はありがとうございました。