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2022-05-19 22:57:00
筑波大駒場中 ご来園
筑波大学附属駒場中学校2年生の生徒さん6名が、昨日当園に見学に来られました。
総合学習で東京のことを調べる中で、同校が東京農業教育専門学校の流れを汲むことに興味を持ち、東京の農業を学ぼうとされてのことです。
当ホームページを見てのご依頼でした。
当園では、基本的には小・中学生、普通科高校生の見学は原則断ることにしています(大学生、農業科の高校生は受けます)が、
同校が日本を代表する進学校であることから、おそらく当方の話を理解してもらえるだろうと考え、見学をお受けすることにしました。
当園の他、清瀬の関ファームさん、立川のJA東京中央会、東京都農総研にも見学にいくとのことでした。
当方からは、直売所の販売についてや、東京ゴールドの取り組み、現在の畑の様子や農業機械、肥料・農薬などを紹介しました。
いずれの話も、非常に興味深く聞いていただき、適切な質問も飛んできました。
当方の印象としては、やはり非常に優秀な生徒さんだということです。試しに、
「キウイフルーツは雌雄異株です。雌雄異株の植物と言えば、イチョウ(銀杏)が代表的ですが、イチョウは風媒花であるのに対し、キウイフルーツは虫媒花です」
という説明をしましたが、これをほぼそのままの形で(詳しい言葉の説明を抜きに)理解できるだけの能力を持っておられるようです。
まさに大学生並み。大学生以上の能力を持っているようです。
当方としても、通常お受けする生産者の視察や大学生の見学などと同様の説明をすることができました。
将来の夢を聞いたところ、外交官、医者、起業家など、東大に6,7割進む筑駒らしい夢が出ましたが、変わったところでは作曲家という答えも出ました。
自由な校風の同校らしい、自由な夢だと思いました。
いずれは総理大臣にもなってほしいものです(筑駒出身の政治家は多いですが、総理大臣は今のところいないようです)。
1時間の予定を大幅に超過し、次の関ファームさんに遅れずに着いたか心配ですが、当方としても楽しく充実した見学受け入れとなりました。
ありがとうございました。また来てください。
2022-05-10 23:09:00
キウイフルーツかいよう病の調査
5月9日、キウイフルーツかいよう病の調査を受けました。
東京都病害虫防除所より2名と、農水省の横浜植物防疫所から2名、それぞれ担当の職員がお越しになり、当園のキウイフルーツ圃場にて調査を行いました。
当園は、キウイフルーツ「東京ゴールド」の育成元であり、日本果樹種苗協会を通して各地の果樹苗木業者の方へ、東京ゴールドの苗木を生産するための穂木を供給する役割を頂いています。
このため、万一、当園でかいよう病が出ますと、全国のキウイ生産者の方に多大な迷惑をお掛けすることになるために、毎年このような調査が行われています。
4名の先生方には圃場内を丹念に調査していただきましたが、本年も、特にかいよう病を疑う兆候はありませんでした。
当園では、これまで輸入花粉を使用したことはなく、また、かいよう病に効果のある農薬を年間3回程度散布しております。
今後とも、穂木の供給者としての役割を果たせるよう、細心の注意を払ってまいります。
2022-05-07 23:04:00
東京ゴールド 満開
キウイフルーツの東京ゴールドが、満開期を迎えました。
昨年はゴールデンウイーク前から開花していましたが、本年は例年通りの開花期となりました。
3日前くらいから開花を確認していましたが、一気に開花が進み、本日時点では約7割程度が開花しています。
樹によっては満開期です。
オスの樹も開花が進んでいます。
東京ゴールドよりも、年によってオスが若干遅れますが、本年はほぼ同時期に開花が始まり、授粉に支障はありません。
人工授粉の時期です。10日程度の見込みですが、できるだけ丁寧に行いたいと思います。
本年、事情があって東京街道側のブロック塀をフェンスに替えました。
東京街道の歩道からはキウイの開花が見えると思いますので、ぜひ見て行ってください。
マスクをしていると気づかないと思いますが、匂いもします。
良い匂いですので、少しの間マスクを取って匂いも嗅いでいってください。
2022-04-30 22:56:00
新玉ねぎのレシピ
キャベツ、ブロッコリーや、大根なども収穫が始まりました。
来月は、春の野菜を中心に、切り花の収穫も増加しますので、ぜひ直売所にお越しいただければと思います。
春の野菜として近年力が入るようになったのが、新玉ねぎです。
これは、所属しているJA東京むさし小平地区青壮年部の事業として、花農家が作った苗を野菜農家が育てるということを行っています。
事業が始まってから6,7年は経ったでしょうか。最初のころは、苗の育ちもどうかと思うようなものでしたが、最近は良いものが安定してできていると思いますので、安心して注文できるようになりました。
また、取り扱う品種も多くなり、本年は極早生から晩生まで、3品種頼みました。
極早生の品種(スーパーアップ)の収穫が始まりました。
出来としてはあまりよくありません(小玉が多いです)。が、ともかくこの時期に玉ねぎが収穫できるというのはとても良いですね。
直売所にも毎日出していますので、ぜひご利用ください。
最近は、YouTubeのレシピ動画を見て料理をすることが増えました。
先日雨の日に、当園の新玉ねぎを使った料理をしてみました。
登録者数が290万人という「リュウジのバズレシピ」で3月に公開され、炎上したレシピ「鶏肉のバター煮」です。
フライパンにバターを溶かし、スライスした新玉ねぎを敷き詰めた上に、皮目だけ焼き色を付けた鶏のもも肉を乗せ、約1時間煮込みます。
玉ねぎはトロトロに溶け、鶏肉も箸で切れる程度に柔らかく、ホロホロになります。
バターだけで煮こんでいますが、とても良い味になりました。
リュウジさんのレシピで、鶏肉を使った料理はどれも美味しいですね。
今回は、当園の新玉ねぎを使いましたので、動画に出てくるような大きなものではありませんが、重さで合わせ、小さめを約10個使いました。
また、動画では鶏肉2枚を煮込んでいますが、当家のフライパンの大きさに合わせて3枚煮込みました(4枚やっても良かったかもしれません)。
鶏肉も、新玉ねぎも、美味しく煮込めました。おススメです。
https://www.youtube.com/watch?v=K-hn8J7KDLc
2022-04-26 23:19:00
キウイフルーツの摘蕾
キウイフルーツの摘蕾作業をしています。
摘蕾(てきらい)とは、蕾(つぼみ)を摘むことです。
当園キウイフルーツの「東京ゴールド」は、花の数がものすごく多くつくため、この摘蕾の作業が重要で、必須です。
花が咲いてからでは手遅れになるために、咲く直前の今の時期が作業の適期です。
花叢を形成していますが、1花叢につき中心の1花を残してすべて摘んでしまいます。
これでもやや多い傾向になりますが、当園ではこの程度は着果させています。
間もなくキウイの開花期を迎えます。
写真1枚目 摘蕾前
写真2枚目 摘蕾後

